鍼灸とは
血行を促進し、肩こりや腰痛はもちろん全身状態の改善をはかります

鍼灸治療は西洋医学とは違った角度から診ていきます。
西洋医学は臓器などの患部を診ていますが、
鍼灸治療ではその「人」の全体を診て診断を下します。
例えば西洋医学では風邪の症状には風邪薬、発熱には解熱剤といった処方をとります。
しかし鍼灸治療では症状は同じであっても人によって治療法が異なります。
なぜなら、同じ症状でも体質や遺伝などの先天的なものか、
あるいは生活環境、性格、ストレス、疲労などによるものか、それぞれ原因が違いますし、
鍼灸に対する反応も個人によって様々だからです。
これを鍼灸治療では「同病異治」といいます。
このように個人別に治療方針をたてるために、まず「証」を診ます。
「証」とは体に現れる症状のことで、それにより体質を見極めます。
これを「弁証」といいますが、次に病気のタイプ、場所、状態、勢いそして原因などを調べます。
このような細かい情報を集める為に、施術者は患者さんに触れ、
話をしながら診断していきます。
そして長い生活歴の中に病気の下地となる原因があったかどうか見つける努力をするのです。
鍼灸治療の最も得意とするところは、病気の原因をつきとめていくことであり、
病気本意でなく、人間本意に考えるところです。
鍼灸治療では診察を施術者と患者さんの触れ合いの場と考えています。
ですからデータだけに頼らず、四診(見る・聞く・質問する・触れる)により
患者さんと触れ合って体のサインをしっかり受け止めます。
そうすることでお互いの信頼感や安心感が生まれ、
それが治療していく上でとても大きな効果となるのです。
いいかえれば病気を治す上で最も大切なのは、
「互いにがんばろう」と施術者と患者さんが一緒になって病気に立ち向かっていく事だと思います。
きわめて細いステンレス製の鍼(長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mm)を経穴(ツボ)に刺入します。刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の金属或いは合成樹脂製の筒を用いて無痛で刺入します。
経穴(ツボ)に刺入した鍼は一定の刺激(鍼を上下したり回旋、振動させたりします。)を加え直ぐに抜く方法と10~15分間置いておく場合があります。また、刺入した鍼に、微弱な低周波パルス通電をする場合もあり痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果があります。
その他、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたりする方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜尿症,夜泣きなどに効果があります。。
なお、鍼の消毒は、1回限りで使い捨てのディスポ鍼を使用してますので、感染症の心配は有りませんので安心です。
艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で一般的に「やいと、お灸」と言われております。その方法は、艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸と艾と皮膚の間を空けて行う間接灸とに大別されます。
直接灸の艾の大きさは糸状,米粒大の細いものから小指大のものまでありますが現在では、あまり熱い刺激を好む人は少なくなりました。施灸後は、皮膚に水泡が出来たり灸痕が残りますので予めご承知置き下さい。
間接灸は、艾と皮膚の間に空間を作ったり、熱の緩衝材を入れて温和な熱さにしておりますので気持ちの良いものです。
その他に、刺入した鍼の頭(先端)にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みもしています。
施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、お試しください。
その他の補助療法について
当院に於いては、遠赤外線照射、低周波通電、吸い玉、テーピング、予防体操などの指導を行う場合もあります。
ツボでこんな疲れが取れます!!
ちょっと体調がおかしかったり、
疲れがたまってだるかったり・・・。
ストレスがたまって眠れなかったり・・・。
ツボは、そんな症状も治してくれます。
あなたの疲れはどうですか?
どこか我慢していませんか?
下の症状の中に「ここがツライ」と当てはまる部分がありましたらまず当院(池田鍼灸治療院)に相談して下さい。


頭と目、顔の疲れ | ・頭痛、偏頭痛、耳鳴り ・目の充血、仮性近視、疲れ目 ・蓄膿症、鼻水 ・咽頭炎 ・歯痛 |
首・肩・腕・背中の疲れ | ・首の凝り、五十肩、寝違い、肩こり、 背中のはり ・関節炎、腕の痛み、肘痛、腱鞘炎 |
足と腰の疲れ | ・足の痺れ、足の疲れ、打撲、捻挫 ・水虫 |
内臓の疲れ | ・胃のもたれ、痛み、吐き気、食欲不振、腹痛 下痢、便秘 ・痔、高血圧、低血圧 ・喘息、内分泌疾患、代謝異常 |
心の疲れ | ・ストレス、めまい、不眠症、自律神経失調症 ・心身症、動悸、胸痛、脇通 |
婦人科系の疲れ | ・膀胱炎 ・生理痛、生理不順、つわり、不妊症、逆子 ・貧血 |
子供の疲れ | ・疳の虫、夜泣き、夜尿症 ・消化不良、虚弱体質・アトピー、 アレルギー体質、発育不全 |
鍼灸は気になるけど保険が効かないから高いんじゃないの?そんなお声もよく耳にします。
鍼灸は症状によっては保険が適応するので負担が少なく治療を受けて頂けます。
主に保険が適応される症状
通常の健康保険の場合
国民健康保険・社会保険・組合保険等
(通常健康保険以外のその他の保険については、コチラをご確認ください)
<鍼灸マッサージも保険が使えます。 はじめに 健康保険で鍼灸マッサージ治療を受けられる病気は?>
神経痛・・・・・頭、顔、手、足など神経に沿って痛む症状。
リウマチ・・・・手、足などの関節が腫れたり、痛い、または、動きが悪い症状。
五十肩・・・・・肩関節が痛く腕が上に挙がらない症状。
頚腕症候群・・・首、肩、腕の痛みや痺れ、及び違和感のある症状。
頚椎捻挫後遺症
脳疾患による運動機能障害や半身不随等は、マッサージ治療が受けられます。
神経、筋肉、関節等による運動麻痺・運動機能障害は、マッサージ治療が受けられます。
STEP. 01
1. 当院〔池田鍼灸治療院〕に、保険証とご本人様の印鑑を持参して御来院して下さい。
2. 当院で、患者様の症状を聞かせていただき、「同意書」と医師〔病院・医院〕への依頼書をお渡しいたします。
STEP. 02
1.当院でもらった『同意書」を持参し、かかりつけの病院・医院(診療科目は問いませんが、歯科医は適応外です。)で医師に必要事項を記入し捺印してもらって下さい。
2.必要事項が記入され、医師の捺印のある「同意書」を当院(池田鍼灸治療院)に持参して下さい。そこで、初めて鍼灸マッサージ治療が保険で受けられます。
保険治療注意事項
1.保険による治療期間は、期限はありませんが、最初は医師の同意書が必要です。
3ヶ月経過した後、同意してくださった医師に診察を受けてください。
新たに医師から同意を得れば、3ヶ月間治療を受けられます。6ヶ月以上長期に亘る場合は、
3ヶ月毎に医師の同意を得れば治療を受けられます。
2. 鍼灸治療・マッサージ治療は回数制限ありません。
3. 保険申請は、全て当院で行います。毎月、保険証と印鑑をお忘れなく持参して下さい。
なお、一部の保険者については、本人様に請求をお願いすることがあります。