糖尿病

尿に糖が出ることから名付けられた病名ですが、
これは血液中のブドウ糖が増えすぎて尿の中に糖が溢れてきた状態です。
実際は血液中のブドウ糖の量(血糖値)をもとに診断します。
 病名の「糖尿」が問題なのではなく「高血糖」が問題なのであり、
本来なら「高血糖症候群」のほうが適切なのかも知れません。
原因はインスリン作用の不足、つまりインスリンの供給不足と、
インスリン標的臓器での感受性の低下が関係します。
        ※尿に糖が出るのは糖尿病がかなり進行しています。

糖尿病の病態を整理して考えるうえで、「インスリン分泌不全」、「インスリン抵抗性」、
「ブドウ糖毒性」の3つが重要なキーワードになります。

インスリン分泌不全血糖を正常化するのに必要なインスリンが充分に分泌されないこと
インスリン抵抗性インスリンが効きにくくなった状態
ブドウ糖毒性高血糖がもたらす障害のことで、高血糖自体がインスリン分泌不全やインスリン抵抗性を増悪させる一因となることが知られている

もちろんこれらが単独で糖尿病の成因となっていることはきわめて稀であり、
ほとんどの場合3者が絡み合って糖尿病を形成しています。


【こんな症状がありませんか?】
糖尿病の代表的な特徴は「口渇、多飲、過食」です。

すぐ喉が渇く
 口の中や唇が渇いたり粘ったりする場合もあります。

トイレが近い
つまり尿の量が増えるというのは糖尿病で最も発見されやすい症状です。

食べても食べてもお腹がすく
甘いものや間食をとりたくなります。このため糖尿病の初期には肥満になりやすいのです。

身体がだるい、疲れやすい
全身がだるく何もしたくない。根気がなくなったなどの症状がみられます。

血糖値の判定基準

判定区分空 腹 時ブドウ糖75g摂取
2時間後テキストが入ります
異常無し
(正常型)
110mg/dL 未満140mg/dL 未満
予備群
(境界型)
110~125mg/dL
(IFG)テキストが入ります
140~199mg/dL
(IGT)
糖尿病
(糖尿病型)
126mg/dL 以上200mg/dL 以上

IFG : impaired fasting glycemia (glucose)
 IGT : impaired glucose tolerance〈耐糖能障害〉

こんな症状があったらすでに糖尿病の疑いがあります。

●  発疹がないのに身体がかゆい
●  目がかすんで視力が衰える
●  手足がしびれたり、けいれんを起こす
●  虫歯や歯槽膿漏がよく起こる
●  できものができやすい
●  性欲が減退した
●  太っていた人が急にやせだした
*以上のような症状があったら、医師・鍼灸師に相談してください。