長寿

長寿日本一、いや長寿世界一といわれているのが、沖縄県です。
ところが沖縄県が日本一なのは、女性の平均寿命だけで、男性の第一位は長野県です。
 この男女の差は、免疫学的見地からも、長生きの方法を的確に現していると思われます。

私達の気分は、気圧に支配されている面があります。
高気圧がはりめぐされた天気のいい日は、元気になります。
反対に、どんよりした低気圧の日は、体がゆったりして、朝いつまでも寝られます。
これは実際にみんなが体感することでしょう。
 女性の場合はこれに、気温というファクターが加わります。
男性に比べて筋肉の少ない女性は冷えに弱いので、寒い気候の土地より、沖縄のようにいつもポカポカしている土地の方が、生きていくうえで楽なのです。
だから女性は、他の地方に比べて、元気で長生きできる事になります。
これを逆に言えば、女性こそ、冷えから身を守る体温免疫力が必要だといえるでしょう。
 一方、男性は、ひえというより、興奮して命を縮めている面があります。
もともと女性より闘争的にできているので、怒ったり過剰に活発に動いたりして、交感神経優位になりやすいのです。
 この興奮を鎮めてくれるのは、空気が薄く、気圧の低い場所です。
いってみれば、仙人が住むような、かすみがかかった山地ということになります。
山の多い長野県が、男性の長寿日本一という理由も、このようなところにあるのだと思われます。

交換神経の緊張を最ももたらすものは、怒りやねたみ、恐怖心といった、人間の負の感情でしょう。
これらの感情に支配されていると、私達の体は痛めつけられ、病気になったり早く老けてしまいます。
ですから、ちょっとしたことで怒ったり、クヨクヨしたり、人を羨んだりしていると、自分の寿命を縮めてしまうことになります。
何事に対しても大らかな気持をもち、穏やかに暮せるよう、生き方や心の持ち方を変えていかないと、本当の健康は得られないのです。